【虐待サバイバー】クロ現+あらすじ、毒親や境遇に苦しんだその後にも残る傷・孤立

虐待から解放された若者『虐待サバイバー』に密着した、2020年2月26日放送【クローズアップ現代プラス】のあらすじネタバレです。

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虐待サバイバーとは

虐待サバイバーとは

直訳すると”虐待から生き残った人”。幼少期や少年時代に両親など周囲の大人からの虐待を経験した若者が、独立して社会人になった人のこと。

虐待から解放されて、晴れて自由の身になった、というようになればいいのだが、そうは行かない若者達も多い。

虐待によって受けた心の傷が簡単に言えるわけではなく、その傷が原因で職場などの周囲の環境に馴染めなかったり、社会から孤立する事例が数多く存在する

昨年の虐待通告件数は過去最悪の一年間で9万7千件。番組【クロ現+】では、虐待経験後にも依然として苦しい想いを強いられている何人かの若者にインタビューをした。

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大人になっても消えない心の傷・社会からの孤立

20歳で現在生活保護を受けている、ゆうすけさん。

取材班には、目を合わせない。というより、人が怖くて目を合わせることができないのだという。インタビューするも、まともに受け答えをすることができず、的を得ない。すぐにはぐらかされる。

彼は、自分が何処で生まれたのか記憶が無い。父親に激しい暴力を振るわれていたらしい、と自分でもはっきりと覚えていなかったのだ。このように強い虐待を受けると、当時の記憶が失われることがあるのだという。

また、彼は携帯の着信音が怖いのだという。幼少期、不登校だったため、学校から常に電話がかかってきていた。それがトラウマとなり、電話が怖くなった。

親元を離れてから就職したが、人間関係がうまく行かず、すぐ会社辞めた。それで生活保護。自分ではどうしていいかわからず、結局何もしないというジレンマに苦しんでいた。

次は、親元を離れてから犯罪に手を染めてしまった若者。さとるさん21歳。

根掘り葉掘りインタビューしてしまうと、パニックになる恐れがあるということで、インタビューは慎重に。それだけ壮絶な過去を秘めていた。

幼少期からの父親からの恐喝・暴力。高校卒業後は就職できた。

しかし、仕事のミスで上司から叱責された際、過去の父親の虐待がフラッシュバックし、意識を失った。そんな境遇も会社は理解してくれず。居場所を失った。流れ着いた先は、詐欺を行っていた半グレ組織だったそう。

今でも反社会的勢力時代の仲間と繋がりを持っているらしくて、完全に断ち切るにはまだまだ努力と時間が必要とのことだった。

最後は、17歳のみゆきさん。

虐待する両親から離れ、施設で暮らしている。未だに不安定な状態のため彼女へのインタビューはナシ。現状のありのままを取材するだけと取材班は条件を出された。

彼女は今でもSNSで不特定多数の男達と繋がっており、たびたび施設に帰ってこない。

ある時、妊娠が発覚。父親は誰だかわからない。施設食品は彼女を心配し注意しているが、全く響いている感じではない。中絶した。

施設職員は彼女によく話して聞かせた。反省はしているようだったが、まだまだ彼女の心の闇は深く、笑顔を取り戻すには時間が必要だ。

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虐待された過去を隠さなくてもいいという自己肯定感

一方で、様々な困難にぶち当たりながら、過去の傷を乗り越えた【虐待サバイバー】からもご意見を頂けた。

りゅうせいさん。妻と二人の子供を持つ、4人家族の大黒柱。
『自分が幸せな家庭を持てるとは思っていなかった』と語る。

小学校の時、父親からベルトでムチのように殴られた。傷跡には縫った痕跡はなく、病院にも行かずに自然治癒の後が顔に残っていた。

少年時代の思い出は1枚の写真しか残っていない。幼いりゅうせいさんと、弟さんが二人で写っている。弟さんは、ご飯を残したという『しつけ』と称し、父親にお風呂に沈められ亡くなった。

彼は施設に引き取られたが、その後も心の傷に苦しんだという。就職後も、上司の叱責で過去の経験を思い出し、会社にいけなくなる経験もした。

そんな彼の転機は、34歳の時。
市民セミナーを受講で、自分史を書くことがあった。

マンションから突き落とされる恐怖や、暴力の激化のさまを、大勢の人前で勇気を持ってすべてカミングアウトした

全く理解してもらえないと思ったが、周囲からは『よく生きていたね!』『こんなに立派になって!』『頑張ったね!』

自尊心を初めて周囲から肯定されたことで、人生の見方が180度変わったのだという。自分も結婚し、子供を持ち、幸せを掴み取った。

りゅうせいさんは、現在では様々な講演に呼ばれるようになった。その際は『虐待を受けていそうな子供を見かけたら、優しい言葉をかけてほしい。自分がそうして欲しかったから』と語るという。

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クロ現+虐待サバイバー おわりに

いかがでしたでしょうか。

虐待を乗り越えて、幸せに。
というのは、その域まで進むのにも、人によって様々な困難があり、時間もかかる。

簡単に、みんながみんな直ぐには難しい。
道中、酒に溺れたり、ひきこもりになったり、たくさんの危うさを抱えている。

人によっては、虐待を受けていた時期より、その後の方が恐ろしかったと語るサバイバーもいる。

それは、虐待を受けている時は周囲がフォローしてくれてたものの、自立後はフォローが必要でもしてくれない場合があるためである。虐待よりも、無関心の方が怖い、ということである。

もしも自分たちのすぐ近くで、そのように苦しんでいる人がいたら、相手のペースで歩んであげて、彼らの幸せを一緒に見つけてあげるような気持ちが必要だと感じました。

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